長期英語留学の期間はどれくらい?メリットや注意点も

英語をしっかりモノにし、現地での生活や文化にも触れたいという方に人気の長期留学ですが、具体的な期間についてよく分からないという人も多いと思います。

そんな方のためにこの記事では長期留学の期間とメリット、また注意点を紹介します。この記事を読んで、あなたの目的に一番合う長期留学プランを立てましょう。

長期留学の期間は具体的にどれくらい?

一般的に長期留学と呼ばれる留学期間は、6ヶ月以上です。その中でも人気がある期間は、6ヶ月から1年間と言えるでしょう。

6ヶ月から1年間の留学が多い理由として、現地の学校のカリキュラムに合わせて留学に行くことが挙げられます。例えばアメリカの場合、学年度の事をさすアカデミックイヤーは9月から5月の9ヶ月となっています。

多くの大学・大学院は9月から12月、1月から5月の2学期制です。一方で高校では主に3学期制が用いられており、9月から11月、12月から3月中旬、3月下旬から6月初旬と別れています。

留学で現地の学校に通うとなると、これらのスケジュールに合わせることになるため、必然的に半年から1年の留学が見えてくるのです。

また、英語学習と現地での活動を組み合わせたい場合にも6ヶ月から1年間という期間が最適になってきます。

例えば「語学学校に3ヶ月通い、残りの3ヶ月でボランティアをする」「大学に1学期通い、その後半年間のインターンシップに参加する」など、英語を集中的に学んだ後、その英語力を活かして現地での活動に取り組むという人も多くいます。

もちろん1年以上留学する人もいますが、それは、1年以上日本での活動ができないということにもなります。留学のために、日本での仕事や学校を辞めなければならないという場合もあるでしょう。したがって、1年以上の留学を目指す人は海外の学校に正規性として入学、または編入するという選択に至る人が多いのです。

長期留学のメリット

大きな費用がかかる上、学校や仕事の予定調整も難しい長期留学。それでも短期留学ではなく長期留学が選ばれる理由とは何でしょうか。

長期留学のメリット:英語の上達

長期間英語漬けの環境に身を置くと、英語のスキルは確実にアップします。最初の数ヶ月間は相手が何を言っているのか分からない、うまく英語で喋れない、授業についていけないという状況に陥るでしょう。

しかし、そこからある程度の期間、勉強と練習を日々重ね、現地の人とコミュニケーションを取り続けることで、ネイティブの英語に慣れ英語を使うことに対しての抵抗が自然と無くなっていくのです。

だからこそ、本当に語学を伸ばしたいと考えるなら、長期留学が最善の選択となるのです。

長期留学のメリット:一生の友人ができる

もちろん短期留学でも多くの友達を作ることは可能です。しかし、長期留学では一生の付き合になるような、深い人間関係を築くこともできます。

留学先には現地の学生だけでなく、他国からの留学生など、色々な国から様々な文化背景を持つ人々と知り合えます。文化も違い、言葉がスムーズに通じ合わない人たちとジェスチャーを使ったり、スポーツや食事を一緒に楽しんだりして共に過ごす時間はかけがえのない思い出となります。

また長期間共に過ごす中で、文化の違いや言語の壁にぶち当たったり、授業や日々の生活の中での困難やトラブルを一緒に乗り越えたりして、留学を通して人ととして大きく成長するでしょう。

これらの経験を共にした仲間は、留学後世界中に散らばったとしてもずっと関係が続いていくのです。

長期留学のメリット:留学先の生活・文化を深く知ることができる

長期間海外で生活すると、現地での生活や文化に慣れ、自分もそこに打ち解けられるようになります。

例えば、レストランでのマナーなどがあります。アメリカの場合、日本のようにレストランのウエイトレスに向かって「すみませーん!」と大声で呼ぶことは失礼とみなされます。チップを払う際も、いちいち金額の〇%は…と計算している人は少ないでしょう。何度もその場面を経験し、感覚的にいくら払うかを判断できるようになっていくのです。

中でも学ぶことが難しいのが、笑いのセンス。ギャグやジョークが分かれば友達との会話も弾むのですが、これを習得するにはとても時間がかかります。そもそもジョークが理解できなかったり、理解できたとしてもなぜそれが面白いのか、どこが面白い部分だったのか分からないうちは検討もつかないでしょう。

時間をかけて、その国で流行っていること、時には政治のネタなども吸収していくことで少しずつジョークを理解し一緒に笑えるようになります。

このように、教科書では学べない感覚的なものを習得できるのも長期留学の大きな魅力です。

長期留学のメリット:やりたい事ができる

長期留学のメリットとして挙げられるのが、とにかく時間があるということ。留学中にやりたい事がたくさんある人は、その分時間が必要です。

長期留学では、語学学校や現地の学校での授業に加え、海外インターンシップ・旅行・海外ボランティア活動・ホームステイなど、やろうと思えば何でもできます。

また、留学を機にスカイダイビングやハイキング・ダンス・YouTubeチャンネルを始めるなど、日本にいた時には機会がなかったり、勇気が出なかった事にチャレンジする人も大勢います。

さらに、海外の大学では充実していない分野の授業を履修してくれるので、「長期間かけて本格的に学びたい」「興味のあることを探究したい」という方に向いていると言えるでしょう。

長期留学では、あなたが本当にやりたい事を追求できるための時間がたっぷりあるのです!

長期留学の注意点

長期留学で起こりうるトラブル、懸念事項とはなんでしょうか?ここでは長期間の留学の際に特に注意したい4つのポイントを紹介していきます!

留学費用について

費用の金額は選ぶ学校や住居によって大きく異なります。そして、はっきりとした金額は留学が開始するまで分からないので注意しましょう。

また、現地ではアルバイトができない、難しいという場合も多いため、奨学金なども使ってきちんと準備しておきましょう。

目的を忘れずに

長期間海外で過ごす中で、生活に慣れ遊びばかりになることもあります。また、本来やりたかった勉強が疎かになったり、自由な時間を持て余してだらだらした日々を送ってしまうこともあるでしょう。

そう言ったときには、「自分は何のために留学しているのか」ということを思い出しながら生活をしてみてください。

常に安全・防犯に気を使おう

どんなに現地の生活に慣れても、安全面・防犯には意識を置いてください。

日本での常識や安全・防犯感覚が通じないということは、忘れてはいけません。自分の安全は、自分で確保しましょう。

一人で抱え込まない

ホームシックになったり、生活が辛いと感じたり、またトラブルに巻き込まれたなど、長期間海外にいる中で様々なことが起こるでしょう。

そんな時はすぐに学校の留学センターや留学エージェントに相談しましょう。

また、留学中であっても一時帰国をすることも可能です。一人で抱え込まず、一度帰国して日本にいる家族や友人に相談するのも良いでしょう。

留学中の一時帰国|期間や頻度を紹介!

まとめ

本気で語学を上達させたい人、また様々な活動を通して勉強だけでは得られない知識や経験を得たい人には長期留学がおすすめです。

留学の目的や現地での時間の使い方など、しっかり計画を立て、あなただけの充実した留学生活を送ってください。