アイルランドで英語留学|日本人が少ないアイルランドの特徴は

アイルランドとはどのような国

まずは、アイルランドの紹介から。日本にいるとそもそも、「アイルランドはどこにあるの?」となる人も多いでしょう。アイルランドは、イギリスに近い島国でイギリスのロンドンまで飛行機で約1時間半程度で行くことが可能です。

また、一部の地方を除けば、ほとんどの人が英語を話しています。以下では、そんな島国の文化や国民性について触れていきましょう。

アイルランドの文化

アイルランドの先住民であるケルト人の文化が色濃く残っている部分が多く、音楽や食事にそれを垣間見ることが可能です。また、イギリス領だったことから建物や二階建てバスなど、イギリスの影響を受けたであろうものもあちこちに存在します。

また、挨拶や会話も日本と異なります。初対面同士の人は手を振ったり、握手で終わる場合が多いですが、仲良くなって親密な関係性になると、頰にキスをしたりハグをするのが普通なのです。そういうコミュニケーションが苦手な人は、拒否をせず握手を求めることで解決します。拒否することは、失礼に値するのでなるべくしないようにしましょう。

会話については、現地の人と会話をする際に政治や宗教の話は避けるようにした方が良いでしょう。相手をよく知らずにその話題を取り上げてしまうと、批判されてしまうこともあります。これは、日本でもよくあることですね。しかし、日本では無宗教であることが当たり前のようになっていますが、アイルランドの人にとって宗教は重要視されるものなので、無難に「仏教徒」と答えると良いでしょう。

他に避けたほうがいいトピックとしては、北アイルランド問題やイギリスとの関係性についてです。歴史的なことを知りたいと思うのは大事ですが、現地の人にとっては重い話である場合もあります。話題選びについては特に注意して、現地の人と友好的な関係を築きましょう。

特色

アイルランドの食事の特色として多くの人が一番最初にあげるのは、ジャガイモの消費量です。アイルランドは自然豊かな国で、環境がジャガイモの生産に向いているためとにかく毎回の食事でジャガイモが出ています。調理されたものから、ジャガイモを丸ごと出してくるところもあるんだとか。ジャガイモが好きな人にとってはいいかもしれませんが、苦手な人にとっては少し厳しいかもしれませんね。

また、天気についてですが、アイルランドは晴れている日が少ないです。基本的に曇りであり、全体的にも不安定な気候になっています。なので、体温調節がしやすい上着を持っていくのがベストですね。最後に自然についてですが、アイルランドには世界遺産に登録されているモハーの断崖をはじめとして、圧巻の景色をあちらこちらで見ることが可能です。勉強で疲れたら、自然の中でリフレッシュするのもいいですよね。

長期でいる場合は、このような場所をのんびりと巡るのも楽しいでしょう。公共交通機関などがなく、交通手段が難しい場合もありますが大抵はツアーで回ることができます。また、現地の人と仲良くなってから行く場合は、案内してもらうのも楽しそうですね。

フレンドリーな国民性

アイルランドの人たちは、基本的にフレンドリーです。見知らぬ人にさえ、挨拶をしたり、天気の話をします。日本人は、そのようなことに慣れていないので驚くかもしれませんが、せっかく留学をするのであれば徐々に慣れていき、現地の人との会話を楽しめるまで語学を上達させてみましょう。

もう一つよく言われるのは、のんびりしているということ。アイルランド人は話好きで早口であり、お願いしたことをすぐに引き受けてしまうことがたまにあります。悪気があるわけではないのですが、そういう部分があるということも理解して関わっていくことが大事です。日本人は時間に正確で真面目な人が多いですが、海外に出るとそういう人が珍しい場合もあります。「日本人だったら…」と思わずに、受け入れる姿勢を見せましょう。

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アイルランド留学は日本人が少ないのか

アイルランドへ留学する日本人は、統計的に見てもあまりいません。それは、渡航費がかかるということや、そもそも国に馴染みがないという理由からでしょう。しかし、留学する上で一番の障害になりうるのは、日本語を話してしまう環境です。

せっかくの留学ですから、日本人がいないところでチャレンジすることは実に有意義であり、効率的な留学期間を過ごすということに繋がります。留学することは、日本人がいない場所だからこそ意味があるのです。それでは、アイルランド留学の魅力についてご説明します。

アイルランド留学を選ぶ理由

留学において何かと心配なのは、国民性です。例えば、日本人に対して良くないイメージを持っている国に行くときは、偏見や差別的なことを言われても仕方ないという強い心が必要です。その点、アイルランドはとてもフレンドリーな国民性を持つ人が多いので多少英語ができなくても、優しく対応してくれます。

また、物価も日本と比べてあまり差がないため、日本と同じような感覚で買い物をすることが可能です。日常生活における心配事はあまりないことがわかってもらえたでしょうか。留学中は何かと心細くなりがちですが、お酒が大好きでフレンドリーな国民性を持つアイルランド人であれば、そんな留学中の心細さも解消してくれること間違いなしですね。

アイルランド留学の魅力

アイルランド留学の魅力は、他にもあります。例えば、これはヨーロッパ全域に言えることですが、ヨーロッパ各国への旅行がとてもしやすいということ。アイルランドからですと、移動は基本的に飛行機になりますが、日本の長距離バス並みの値段で往復することが可能です。

他の魅力としては、国自体が大きいわけではないので、街がコンパクトであることがあげられます。大きい栄えている都市も魅力的ですがその分、治安が悪かったりします。アイルランドは、ヨーロッパの中でも比較的に治安がいいとされているので安心ですね。

アイルランド留学の目的別に解説

ここからは、実際に留学するときの目的別に分けての紹介をしていきます。一言で留学と言っても、大学で勉強したいのか、長期休みの間だけ短期で留学したいのか、などと人によって条件が様々です。以下では、短期留学・長期留学・大学・ワーホリ(ワーキングホリデー)の4タイプについてまとめてみました。

短期留学

短期留学の機関としては、最短で1週間から長くても2ヶ月の人がほとんどでしょう。アイルランドはコンパクトな街が多いので、短期でも十分に遊び尽くすことができるようです。

また、当たり前のように毎日英語で会話をするため、短期でも十分に力をつけられるとの意見が多くあります。日本人も少ないため、他地域へ行く短期留学よりも英語を話す機会が多くあるかもしれませんね。

長期留学

長期留学の楽しみといえば、何と言っても旅行でしょう。アイルランド自体は小さいのですが、ヨーロッパ各地をまわりたいとなれば、長期留学でないとなかなか行くことができません。また長期で留学するのであれば、英語もかなり上達することでしょう。

もちろん気の合う友人をつくることも十分に可能です。アイルランドは、ヨーロッパからの留学生も多いので、友好関係をアイルランド内だけでなく世界中に広めることができるのも魅力的ですね。

大学入学

アイルランドは、国民の半数が大学に行くほど教育に力を入れているため、大学の専門性もかなり高いことが特徴的です。また授業も当たり前のように英語なので、一定の英語力がない場合は入学を受け入れてもらえません。

そんな人たちのために、大学付属の語学学校や大学のファンデーションコースと呼ばれる、教養と語学力を身につけるコースが大学ごとにあります。専門分野を学びたい、特にITを学びたい人にとってはアイルランドの大学は非常に魅力でしょう。

ワーキングホリデー

最後にワーホリについてです。最近よく聞くこの制度は、アイルランドでも2007年から提携しています。ワーホリの条件としては、生活費の証明と日本への帰国便チケットの購入費の確保、扶養家族の同伴がないか、健康かつ犯罪歴がないか、また医療保険への加入の4つの条件です。(2019年6月現在)

アイルランドでのワーホリの魅力は、フレンドリーな国民性のため受け入れてもらいやすいことと英語を身につけられることでしょう。また、広大な自然ならではのアクティビティも充実しています。

まとめ

アイルランドについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。馴染みがないぶん、同じ日本人は少ないです。しかし、アイルランドへ留学に行ったことのある人たちは大半が、「アイルランドに留学してよかった!」というほど充実した留学生活を過ごしてき照るんです。留学先に迷っている人はぜひとも選択肢の1つにしてみてくださいね。

留学は言語を習得することだけが全てではありません。文化の違いを感じたり、現地ならではの食事を楽しんだりと、日本では決して体験できないことがたくさんあるでしょう。皆さんの留学生活が素晴らしいものになりますよう応援しています。

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