オーストラリアで英語留学は定番!各都市別情報やワーホリについても

オーストラリアについて

オーストラリアは、主要言語が英語で、日本と時差が1時間以内の国です。
歴史が比較的新しく、外国人に対しても比較的寛容な国の一つでもあります。

単に語学を学びに行くのもいいですが、手付かずの自然が残っている国でもあるので、大自然を味わいたいという人にはうってつけの国です。

オーストラリアは過ごしやすい?

オーストラリアが過ごしやすい国であるかを3つの観点でまとめました。

①物価は高め

オーストラリアの大都市や観光地に行けば、日本より物価が高いことに多くの人は気付くはずです。
外食費用も高いので、留学やワーホリで長期滞在をするのであれば、基本的に自炊することになるでしょう。

物価が高い反面、最低賃金も高いので、現地でアルバイトなどをするのであればさほど問題になりません。

②親切な人が多い

温暖な気候が影響するのか、フレンドリーな人が多いのもオーストラリアの特徴です。

オーストラリアの人々は、非常に気さくに話しかけてきてくれます。
日本に帰国する際にオーストラリアで購入したものを多く身につけていると、入出国管理の方が

“Good souvenir!”

と、笑顔を見せてくれたほどです。

また、オーストラリアの人々はバーベキューをすることをこよなく愛します。全体的にオーストラリア人は社交的な側面があるので、オーストラリアに長期滞在する場合は、きっと仲良くなれることでしょう。

③英語の発音になまりがある

英語の発音に関しては独特ななまりがあります。
Good day! を「グッダイ」と発音することで有名ですね。

オーストラリアはイギリスの植民地であった歴史があり、イギリス英語の影響を強く受け、現代においてはオージーイングリッシュとして独自に発展しています。

しかし、語学留学で英語学校に通う計画を立てている人に関しては、なまりについてさほど気にしなくてよいでしょう。英語の教育を行う者は、その特殊性をよく理解しているはずですし、帰国する頃には書店でオージーイングリッシュの単語帳を探すほど愛着がわくものとなります。

生活スタイルは?

オーストラリアの人々は、基本的に残業をしません。終業時間になるとすぐ帰宅し、家族と過ごす時間を大切にする人が多いです。それに伴い、市街地でもお店が閉まる時間が早いです。

その他にも、移民が非常に多く、信仰の自由が保障されている国となっています。

留学費用は?

1ヶ月の短期留学で約25万~50万円、1年間の長期留学で220~380万円程度と物価の高さを反映する留学費用となっています。

授業料は、学校の立地、教師の質の高さや教師歴の経験年数、学校内の設備等で変わってきます。

英語留学に人気の高い国5選!国別に費用の違いを比較

オーストラリア各都市の事情

オーストラリアは国土が一つの大陸ですので、滞在する都市や州によって、全く異なった印象になります。大都市の多くは港湾沿いに存在し、それぞれの発展を遂げ、どれもが個性的です。

語学留学で求める体験も予算もそれぞれ異なることから、自分に合った都市を選びましょう。

シドニー

シドニーはオーストラリア最大の人口を誇る都市で、ニューサウスウェールズ州の州都です。
経済、文化、教育、交通などの拠点として、大きく発展しただけでなく、シドニーには観光の名所も多くあります
シドニーのアイコンともいえる印象的な形状の「オペラハウス」は誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

シドニー市内にはビーチが多くありますが、中でも「ボンダイビーチ」は、サーフィンスポットとして観光客からだけでなく、地元の人々からも長く愛されてきたビーチです。

また、シドニー大学をはじめとして、シドニー市内には公立大学が集まっています。オーストラリアの大学は研究の質という側面で優れていると言われており、必然的に世界から多くの学生が集まることから、語学留学先として選ぶのに適する都市といえます。

メルボルン

メルボルンは、オーストラリアで第2の人口を誇る都市で、ビクトリア州の州都です。

シドニーが近代的で若々しい都市というイメージであるならば、メルボルンは歴史的な建造物を多く有し、落ち着いた文化都市というイメージが的確でしょう。

その落ち着きのある美しい町並みは世界に誇るものであり、「世界で最も暮らしやすい都市」ランキングで何度も1位を獲得しています。

また、治安の面でも留学生が安心して生活できる都市であるといえます。

キャンベラ

キャンベラはオーストラリアの首都で、他のオーストラリアの主要都市とは異なり、計画都市として誕生し発展しました。
シドニーや、メルボルンの世界的な知名度から考えると、キャンベラがオーストラリアの首都であることに意外性を感じる人も多いようです。事実、歴史上シドニーとメルボルンのどちらに首都を置くか長期間争いがあり、そのどちらでもない全くの田舎であったキャンベラが首都となったのです。

キャンベラは国内の首都機能を担っていることから、国会議事堂、高等裁判所、各官公庁、国立博物館など文化的・社会的な施設を多く有します。

語学留学先にキャンベラを選ぶメリットとしては、シドニーやメルボルンと比較して物価が安いことが挙げられます。また、国家公務員や研究者、ビジネスマンが主要な構成である都市であることから犯罪率も非常に低い水準で、留学生には安心です。
他にも、キャンベラは、日本をはじめとするアジア人留学生が圧倒的に少ないのも特徴です。

超名門大学であるオーストラリア国立大学やキャンベラ大学があることから、単なる語学留学としてだけではなく、他に志す学問とともに英語を学ぶ場としてキャンベラを選ぶ価値は大きいでしょう。

ブリスベン

ブリスベンはクイーンズランド州の州都です。
クイーンズランド州の南端はニューサウスウェールズ州と接し、北端はオーストラリアの最北端までの広大な面積を有します。

また、クイーンズランド州の東側の太平洋には、オーストラリアで有名な世界最大の珊瑚礁である「グレートバリアリーフ」が存在します。
オーストラリアに行くのであれば、グレートバリアリーフでのダイビングは、一度は体験しておきたいところです。一生の心の財産になることは間違いありません。

オーストラリアを留学先として検討している方の中には、温暖な地域で語学を習得したいと考えている方が多いのではないでしょうか?
平日には勉強や仕事をし、週末には海洋で自然を楽しみたい!という人には、ブリスベンは滞在先として有力な候補になるでしょう。同じ目的で世界から留学生が集まっていることから、良き友人とも出会えるかもしれません。

アデレード

アデレードは南オーストラリア州の州都です。
街はコンパクトな造りとなっていて、中心地から徒歩圏内でほとんどの用事が済みます。

教会などの建築物の美しさには目を見張るものがありますが、特にアデレードには「セント・ピーターズ大聖堂」をはじめとする荘厳なヨーロッパの建築様式の教会があります。

また、オーストラリア観光の醍醐味として、美味しいワインを比較的安価に購入可能なことが挙げられます。ワインが好きな方には是非オーストラリアにて、ワイナリー巡りをおすすめしますが、アデレードのワイナリーはオーストラリアの中でも特に優秀です。

パース

パースは西オーストラリア州の州都です。
パースが位置するのは、オーストラリア大陸の中でもインド洋側で、オーストラリアの他の主要都市とは距離が大きく離れています。

パースにも、グレートバリアリーフと比較すると趣の異なる印象的なビーチが多く存在し、パースのビーチがオーストラリアの中で最も美しいと言う人もいます。白色の砂丘と青い海が、パース付近の自然環境の象徴といえるでしょう。
また、市内のキングス・パークや植物園でゆっくりした時間を過ごすのもおすすめです。

オーストラリアでワーホリ留学

オーストラリアには、観光・短期留学・ワーキングホリデー用の3種類のビザがあります。

①ETA  3ヶ月までの短期観光、就学ができる電子渡航許可タイプのビザ

②学生ビザ 3ヶ月以上の就学を予定している人に必要なビザ

③ワーキングホリデービザ 1年間オーストラリアで観光・就労などができるビザ

ビザが3回取得できる!

ワーキングホリデービザは最大で3回取得することができます。

それぞれ、ファーストワーキングホリデービザ、セカンドワーキングホリデービザ、サードワーキングホリデービザとして条件を満たせば取得可能です。
ファーストワーキングホリデービザはオーストラリア国外から申請します。

セカンドワーキングホリデービザでは、ワーキングホリデービザに課せられている全てのビザの条件を順守したこと、オーストラリア地方都市において特定活動に3ヶ月以上従事したことがあることの条件が課されます。

サードワーキングホリデービザでは、セカンドワーキングホリデービザの条件を全て順守していること、2019年7月1日以降、セカンドワーキングホリデービザを保持している間に、オーストラリア国内の指定された地域で6ヶ月間特定の仕事に従事していたことなどが課されます。

旅行したり働きながら学べる

一つの都市に長く滞在するというよりは、様々な場所に実際に旅行に行きたくなるような魅力的な国土であるため、オーストラリアで語学習得を検討するのであれば、ワーキングホリデーの制度は積極的に活用したいところです。

シドニーなどの都市部では、英語力がそれほどなくても日系企業の求人があり、アルバイトが見つけやすいので旅行費用や日々の生活費に充てることができます。1つの雇用先での終業期間が6ヶ月という制限があるものの、就業時間には特に制限がありません。

まとめ

あくまで最安値で語学留学を検討するというのであれば、オーストラリアは候補から外れてしまうかもしれません。

しかし、留学制度が整っていることに関しては、初めて留学する人からすれば安心感があり、大きな魅力の一つとなるでしょう。勉強もできて仕事もできて観光もできる。そんな魅力的な国、オーストラリアをぜひ留学先の候補に入れてみてください!