オランダといえば、チューリップや風車、チーズなどが有名ですよね。また、「水の都」としても有名で、観光で訪れる人も多いです。
そんなオランダでも英語留学が可能なのをご存知ですか?英語留学先としてはメジャーではないオランダですが、実はオランダで留学するメリットはたくさんあります。
今回はそんなオランダに英語留学する際に役立つ情報を紹介して行こうと思います!
目次
オランダとは

オランダの正式国名は「オランダ王国」で、西ヨーロッパに位置しており、東はドイツ、南はベルギーと国境を接しています。首都はアムステルダムです。
国面積は約4万2,000㎢と日本で言う九州とほぼ同じくらいの面積となっています。人口はおよそ1718万人程です。
オランダで使われている言語
公用語はオランダ語です。
オランダ語が話されているのは主にオランダとベルギーの北部ですが、オランダのオランダ語とベルギーのオランダ語は似ていながらも少し異なる部分があります。ベルギーで話されているオランダ語は「フラマン語」と呼ばれ、隣国であるフランス語からの借用語が多い一方で、オランダで話されるオランダ語は英語からの借用語が多いようです。
そのこともあってか、オランダ人の多くの方が英語を使いこなし、他にもドイツ語がやフランス語が話せる方も多くいます 。
オランダの治安
オランダは国民性も穏やかで、その治安もヨーロッパの中では比較的良い方だと言われています。
しかし、やはり日本での暮らしのようにはいきません。基本である、「夜道を一人で歩かない・夜出歩かない」「貴重品は肌身離さず持つ」「ATMなどを利用する際は細心の注意を払う」などは必ず頭に入れておきましょう。
また、「coffee shop」の看板にも注意が必要です。オランダの「coffee shop」では、大麻などのソフトドラッグの販売や使用が黙認されています。トラブルに巻き込まれないためにも、「coffee shop」には入らない、近寄らないようにしましょう。
オランダの物価
留学費用を出来るだけ安く済ませたいと考えている方にとって物価は重要なポイントですよね。
オランダの物価は日本の物価に比べると同じくらいか少し高いくらいと考えておくと良いと思います。ですが、野菜や果物、お肉などは日本より比較的安く購入できるため、自炊をすることで食費を抑えることが可能です。
また、オランダの大手スーパーマーケットでは、のり・わさび・醤油といった日本食も買うことができます。お値段は割高となっていますが、食生活に不安がある方にとっては安心できますね。
オランダが英語留学におすすめな理由

続いては、オランダが英語留学におすすめである理由をご紹介します。オランダに留学を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
英語を話す人が多い
英語留学をする上でこれは最重要事項とも言えます。
前述にもありますように、オランダは非英語圏でありながら、英語を話すことができる人がたくさんいます。公用語はオランダ語ですが、国民の80%以上が英語を話すことができると言われているほどで、空港や免税店、観光地だけでなく、スーパーやレストラン、タクシーでも英語が通じます。
この環境は英語を学習する上で大きなメリットとなります。
いろんな国の人と出会える
オランダは移民に寛容であり、多くの移民や難民の受け入れをしてきました。そのため、首都アムステルダムには約150ヶ国もの外国籍を持つ人々が暮らしています。
街を歩いていても世界中かの様々な人種の人たちと出会うことができるため、英語力とともに国際感覚も高めていくことができるでしょう。
旅行も可能!
オランダはEU加盟国でシェンゲン加盟国であるため、ヨーロッパの国々に国境検査や、パスポートの提示をしなくても自由に行き来することができます。
また、ヨーロッパでは格安航空も利用できることもあり、休みの日などにオランダ以外の国に気軽に旅行することも可能です。
せっかく海外に留学に行くのですから、いろんな国を旅して様々な文化や言語に触れてみてはいかがでしょうか。
オランダ留学の注意点

外国人に寛容であったり、どこでも英語が通じたりとオランダは英語留学をするにはとても魅力的な国だということがわかりました。
続いては、そんなオランダに英語留学する上で注意すべき点も紹介していきましょう。
ある程度のオランダ語は必要
いくらオランダの人が英語が話せる人が多いとは言え、街の中はオランダ語であふれています。
基本的にオランダ語が話されていることはもちろん、道路標識やスーパーなどの商品の説明なども全てオランダ語になります。また、その環境を孤独に思う人もいるでしょう。
そのため、オランダに留学する前に最低限のオランダ語は覚えておく、周りがオランダ語で話していても勇気を出して英語で話しかけてみるなど、自分でも対策を考えておいた方が良いかもしれません。
悪天候な日が多い
オランダは日本よりも雨の日が多いのも特徴です。また、天気の移り変わりも激しく、さっきまで晴れていたのに急に雨が降ったりと、天気予報が当てにならない事も多々あります。
そのため、カッパや折り畳み傘を常に持っておく必要があり移動の際に少々面倒なことや、悪天候な日が多いため憂鬱な気持ちになってしまうこともあります。
なかには差別してくる人も
前述にもありますように、オランダは移民や難民を多く受け入れている国です。
しかし、それが原因で国内で様々な問題が起こり、近年では人種差別も目立つようになってきました。街を歩いていてからかわれたり、レストランなどで嫌がらせともとれる行動をされることもあるようです。
そのような場面に遭遇しても気を落とさないようにしましょう。
英語初心者には向かない
オランダへ留学する場合、本格的なオランダの大学への入学という形を取る場合があります。
オランダの大学への入学に求められる英語力は高いことで知られており、IELTSやTOEFLのスコアを求められます。
大学や学部にもよりますが、IELTSは6.0点以上、TOEFL iBTは80〜100点を目安にすると良いでしょう。
オランダで英語留学するのにおすすめな都市
オランダには子供から大人まで英語を話せる人が多く、高等教育のレベルも高いことから英語留学に最適な場所と言えます。
ここからは、そんなオランダで英語留学するのにおすすめな都市について紹介していこうと思います。
アムステルダム

オランダの首都であるアムステルダムには、有名観光地もあり、多くの観光客が訪れます。
語学学校も数多く存在し、中でもBritish Language Training Centreでは、様々な目的やレベルに合うコースが用意されており、自分に合った英語学習が可能となっています。
また、アムステルダムには外国からの観光客などが多く、語学学校内にも様々な国籍の生徒がいることから、外国の友達ができたり他国文化にも触れることができるでしょう。
ロッテルダム

オランダの第二の都市とも呼ばれるロッテルダムには、近代的で変わった建物が数多くあり、街を散策するのも楽しい都市となっています。
ロッテルダム大学ビジネススクールは、ロッテルダム応用科学大学内にあるインターナショナルビジネススクールで、英語だけでなく実践的にビジネスを学ぶこともできる学校となっています。
学校に通うメンバーとプロジェクトを行うこととなり、卒業前の3ヶ月間は、実際に企業でインターンシップをすることが必修ともなっているので、海外で就職を考えている方にもおすすめです。
デン・ハーグ

デン・ハーグは、アムステルダム、ロッテルダムに次ぐ第三の都市でありながら観光客で混雑している印象もなく、落ち着いて語学学習をしたい方におすすめの都市です。
デン・ハーグの語学学校は、Kickstartがおすすめです。
Kickstartでも様々なコースを選択することができます。どのコースでもコミュニケーション能力の養成に重点を置いているいるため、多くの会話が組み込まれており、実践的に英語を学習することができます。

まとめ


オランダには英語を話せる人が多く、オランダ語が分からない人が輪の中にいればみんなが英語で話し出してくれるなど、温かい方もたくさんいます。
また、高等教育のレベルも高く、英語力をこれからどんどん伸ばして、将来的に海外で就職を考えているという方にもおすすめの留学先となっています。
英語留学先で悩んでいる方は、ぜひオランダも検討してみてください!